ニュージーランド政府研究機関「プラント&フード・リサーチ」(Plant & Food Research)の科学者たちにより、ニュージーランド産カシスジュースを運動前に摂取することにより、運動したいというモチベーションが上がる可能性があることが分かりました。
感情や気分といった、運動に対する「心の反応」は、運動を続けルーティーン化するためのモチベーションアップに大きく影響します。
この研究は運動の1時間前にポリフェノールが豊富なニュージーランドカシスジュースを摂取した場合にどのような影響があるかを調査するもので、ニュージーランドカシスジュースを摂取した参加者は、最初の60分間の時点で摂取しなかった対照グループと比べて明らかに運動による疲労を感じにくいことが分かりました。
研究内容ではJournal of the International Society of Sports Nutritionでも発表されており、具体的な検証方法として「40人の普段座り仕事が多い成人を対象に、身体疲労を極度に感じない程度に調整された適度なペースで最大2時間歩いてもらう」という内容が取り上げられました。
運動と慢性疾患の予防、また認知機能維持との関連性は広く知られており、これらの研究結果は大変意味のあるものです。現在1日あたり30分の軽い運動が成人向けに推奨されていますが、50%の人はこれらのガイドラインを達成できません。
運動へのモチベーションを具体的にサポートする食品やサプリメントは、運動する必要性を強く感じている人、そしてアクティブで健康的なライフスタイルを維持したい人々に大いに役立つ可能性があるでしょう。
Comments are closed.